AIによる材料モデリング機能“Autopilot”をAdvance/NanoLaboに搭載
ユーザーが作りたい原子構造モデルを言葉で入力するだけで、自動的にモデルが生成される“Autopilot”の機能を世界に先駆けて開発しました。例えば、以下のような命令文で該当モデルが生成されます。
1.命令文「NMC電極の110表面と、1mol/LのLiBF4のEC:DMC(7:3)溶液の固液界面」
⇒ | 層状LiCoO2のスーパーセルを作り、CoをMnとNiに置換して(110)スラブを作った後、EC, DMC, Li+, BF4- を指定された割合でパッキングします。 ※AIがNMC電極の意味を理解した上でモデリングします。 |
2.命令文「Fe/Ni/Cr/Mn=7/1/1/1の合金」
⇒ | Feのスーパーセルを作成した後、FeをNiに10.0%置換、FeをCrに11.1%置換、FeをMnに12.5%置換します。 ※AIが元素置換率を自動計算してくれます。 |
3.命令文「ZrO2/Rh(111) + 2 x NO@hollow」
⇒ | ZrO2とRh(111)の界面モデルを作成して、その上に一酸化窒素分子をホローサイトに2つ吸着させます。 ※AIは化学式を使った曖昧な表現も理解します。 |
音声による命令文の入力にも対応しています。また、AIによる自動モデリング遂行中にユーザーが細部を適宜設定できる“セミオートモード”も利用可能です。Autopilotの機能は、Advance/NanoLaboの次バージョンよりお使いになれます。Advance/NanoLaboのライセンス料金以外の追加費用は発生しません。AIについては、GPT3.5-turboをベースに実装しています。
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